アメリカ、アマチュアレース事情 (1)

イントロ 今日はちょっと頼まれついでというかなんというか、 アメリカでのアマチュアレースを紹介したいと思います:) 長くなるので何回かに分けるので、今回は車競技の主催団体のお話。。。 免許をとったのも車にのめり込んで言ったのもアメリカにきてからで、日本のレース事情と比べることもできないので、もし質問とかあれば、ぜひコメントでもメッセージででも聞いてください。 アメリカでのメジャーなアマチュアレース主催団体としては、SCCAとNASAが挙げられます。どちらも全米規模の団体で、オートクロスからロードレースまで幅広く開催しています。SCCAやNASAの他にもBMWCCA、Porsche Clubのようなオーナーズクラブのような団体や、それ以外でもローカルのクラブまでいろいろあって、人によってはいくつものいろいろな団体に入っている人も多くいます。 僕自身はSCCAのメンバーになって5年ちょっと経って、シンシナティ支部の役員なんかもやってるので、SCCAのことは割と知っているのですが、他の団体については少し知っている程度なので、この紹介もほとんどSCCAについてになります。(シンシナティエリアに住んでいてイベントに参加してみたい方、連絡ください!) SCCAはSports Car Club of Americaの略称で全米で一番大きなアマチュアレース団体です。全米に支部がありレースの主催以外にも、プロレースのコースワーカー(F1のコースで黄色い旗を振ってる人たちです)の派遣や、ドライビングスクールの開催などもしています。プロレーサーの中にもオートクロスから始めて、クラブレース、プロシリーズ、そしてインディやF1のドライバーになった人などもいます。NASAはNational Auto Sport Associationの略で、SCCAと同じように全米の支部で、オートクロス、タイムトライアルやロードレースを主催しています。 メーカー別のオーナーズクラブやローカルクラブの他にもメンバーシップに縛られず、全米のレーストラックで走行会やタイムトライアルを開いて回っている団体や、レーストラック(ロードレース以外にも、ドラッグレースやゴーカートコース)が自ら主催するイベントなどもいろいろあり、アマチュアレースの敷居は割と低いかと思います。 SCCAのような大きな主催団体のイベントに参加する一番の理由としては保険が挙げられます。基本的にレース中の事故での車両の破損は自己責任ですが、医療費や、イベント会場へのダメージの保証などは主催団体の保険でカバーされます。小さなローカルクラブの場合だと保険のカバー率が低かったり場合によっては保険に入っていなかったりすることもあるので注意が必要です。 アメリカで(というよりは中西部でと言ったほうが正確かもしれないですが)ポピュラーなレースイベントにはこんなものがあります。(競技名からYouTubeにリンクを貼ってあります) オートクロス:日本でいうジムカーナに近い競技です。これは本当に全米どこででもやっていて、車を持ってさえいれば誰でも参加できる競技です。まぁ確かにミニバンやトラックなど、車高制限に引っかかる車もありますが5歳児から参加できるジュニアカートから70過ぎの大ベテランまで、幅広く楽しまれています。…

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