アメリカ、アマチュアレース事情 (4)

アメリカ、アマチュアレース事情 (1:イントロ)
アメリカ、アマチュアレース事情 (2:オートクロス)
アメリカ、アマチュアレース事情 (3:ラリークロス)
アメリカ、アマチュアレース事情 (4:ロードラリー)
アメリカ、アマチュアレース事情 (5:トラックデー、タイムトライアル、ロードレーシング)
アメリカ、アマチュアレース事情 (6:ドラッグレース / ワールドスピードレコード)
アメリカ、アマチュアレース事情 (7:コースワーキング)

ロードラリー

今回紹介するロードラリーは、先の二つとは少し違ったモータースポーツです。名前の示す通り一般道で行われるレースの総称で、プロのWRCのようなクローズドコースで行われるタイムアタックもありますが、アマチュアレベルであればギミックラリーと言われるものが一般的です。

ギミックラリーとは公道上で行われるレースの一種で、参加車両は公道で運転可能な車ならなんでも、参加者は最低でもドライバーとナビゲーターの二人、場合によっては後部席に家族づれでも構いません。参加チームには主催者からその日のレースおよびコースの指示書が渡されます。簡単にいえばナビゲーターがその指示書を読みドライバーがそれに従って運転するというだけなのですが、その指示はコース沿いの看板を見つけるとか、クイズに答える、あるいはコースの指示自体がパズルのようになっていたりするので、なれないうちはかなり苦戦することになります。

例えば、指示書はこんな感じになっています。

  1. パーキングを出たら右に曲がります。
    道沿いの右手に見える看板によれば、_______な車を買うことできます。
  2. メインストリートを左に曲がります。
    ____の街へようこそ!
    ガソリンスタンドと、ファーストフードの間には_____があります。

というようなコースの指示と、その間にその区間上で答えがわかる簡単なクイズ交互に並んでいて、最終結果はクイズの正解数で競われます。(一応コースを指示通りに従った場合の距離と、車が実際に走った距離を比べて、ショートカット、あるいは間違えた道を運転したりしていないかなどの確認をすることもあります)

他にも、チェックポイントでトランプを集め、最終集合場所でそれぞれのチームの集めた手札でポーカーをして勝者を決めるポーカーランなどもあり、どれも社交目的でドライブをするイベントといったほうが近いかもしれません。

少し本格的な競技としてのロードラリーでは、TSDラリーというものがあります(Time-時間、Speed-速度、Distance-距離)。参加者はコースマップ、あるいはコース指示書に従いチェックポイント毎に走行距離と時間を記録し、主催者の定めた平均速度にどれだけ近づけるかを競います。基本的にはこれも一般公道で行われ、主催者の指示する平均速度も法定速度を超過しないように設定されるので、一般車両で誰でも参加できる競技です。

中西部ではあまり見られませんが、地域によってはロードラリーの一種、ヒルクライムレースが盛んなところもあります。これは一般公道を閉鎖してその名の通り山を登る時間を競うタイムトライアルです。アマチュアでの参加もありますが、本格的な安全装備(ロールケージ他)が必要となり、一般車での参加はじゃん感難しいかと思います。

ギミックラリーやTSDラリーは景色のいい、あるいは運転の気持ちのいいワインディングなどのコースが設定されることが多く、ドライブを楽しんでゴールした後は食事やピクニックなどが予定されているので、レースとかスピードは苦手だけどドライブは好きだとか、クラシックカーやSUVしかなくてレースできる車を持っていないなんて言う人には最適です。

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